こんにちは。横浜市旭区善部町のあらた動物病院 院長の小林 新です。
今回は、JSFM(ねこ医学会)主催の『こねこフレンドリープログラム』に関してお話したいと思います。
この企画は、いろんなことを許容しやすい、子猫の頃から病院に連れて行くことに慣れてもらい、動物病院がねこちゃんにとって好きな場所になって貰おうというものです。
子猫の時期はワクチン接種や去勢避妊手術など通院の頻度が増えます。注射も、手術も痛みを伴うので、病院がねこちゃんにとって恐い場所になってしまうケースが少なくありません。そうなると、大きくなってから調子が悪くて通院しようと思っても、ケージに入れるのが大変だったり、診察室で興奮して触れないこともあります。
このようなことを防ぐには、子猫の頃からケージや移動に慣らせたり、おやつやおもちゃで遊んだり病院を好きになって貰うことが重要です。
【対象】
2ヶ月~6ヶ月齢の子猫・先着10頭
【内容】
10ヶ月間、毎月来院を目標とし、おやつを食べたり診察室内を探検してもらい、動物病院を楽しい場所にすることが目標です。来院毎に豪華お楽しみグッズ(子猫用フード、トイレ、ウエットシードなど)をプレゼント!
嫌がる猫ちゃんを病院に連れて行くことは大変です。ケージに入れようとすると咬まれたり、捕まらなかったりなんかもときどきお聞きします。こうなると、飼い主さんも病院に猫ちゃんを連れてくるのに非常にストレスを感じるようになってしまいます。病院に連れて行きにくいので、来院のタイミングが遅れてしまい、病気が進行し手遅れになってしまう悲しい場面に立ち会うこともあります。今回の取り組みをすることで、そのようなことが少しでも少なくなればと思っています。
少しでも、病院が好きになって貰えるようスタッフ一同取り組んでいきたいと思います。子猫ちゃんの来院、お待ちしております。